着物の豆知識

振り袖について

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振り袖とは袖丈の長い着物のことをいい、未婚女性が着用する最も格式高い着物です。
袖の長さ、作り方により本(大)振袖、中振袖、小振袖と呼ばれていて、
袖丈が最も長い大振袖が一番格が高いとされています。
「友禅染」「絞り染」「ろうけつ」といった技法が施され、その上に刺繍、箔置き等が加わり、
鮮やかな総模様・裾模様が特徴です。

振袖が未婚女性の着物という習慣が出来上がった理由の1つに、江戸初期(約400年前)未婚の娘達が
袖を振ると愛情を示す、袖にすがると哀れみを請う、などといった踊り子の風俗を真似して大流行したことがあげられます。

また、袖を振るという仕草から、厄払い・清めの儀式に通じるとも考えられ、
結婚式や成人の日など人生の門出に身を清めるという意味を持つようです。
このように昔から振袖は人との縁・魂を呼び寄せ、厄払い・お清めに通じると考えられていました。

昔はよく着ていたけど、今は箪笥の奥に眠ってる…なんてことはありませんか?
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